今年の夏至祭(ユハンヌス)は6月26日です
来月6月はフィンランド人にとって、クリスマスと同じくらい、いやそれ以上かもしれないくらい楽しみな「夏至祭」がやってきます。きっと北欧が好きな方・フィンランドがお好きな方は、いつか夏至祭を現地で楽しんでみたいな〜と思っているはず!
いつか機会があれば、皆さんに夏至祭の良さをぜひ現地で堪能してほしいです。特別なことがなくても自然があるだけ、一日中太陽に照らされて、のんびりしているだけで幸せな気持ちになれる、気持ちのいい夏を私は皆さんと共有したい…。
夏至祭を味わって欲しくて…
実はそんな気持ちが長年募っていた私とスタッフのアレクシは、2019年の夏に夫婦で運営しているブログで、夏至祭を楽しめるツアーを開催したことがあります。
ツアー中は木造のMökki(モッキ)と呼ばれるサマーハウスにツアーの参加者さんと宿泊して、夏至祭の雰囲気を楽しみました。実はお天気に恵まれて、この日はフィンランドでも珍しい30度超え。
真夏日の中、モルックを楽しんだり、サウナで使うヴィヒタを作ったり、お散歩に出かけたり、自然遊びを楽しんだのですよ!
サマーハウスの目の前に広がる湖と空の景色はとても美しく、22時頃からじわじわとオレンジ色に染まり、絶景の夕焼けを見せてくれました。そんな景色の中で晩御飯を楽しんだり、サウナへ入ったりして、時間を忘れてワイワイ大はしゃぎ。都会ではなかなか味わうことのできない時間を過ごしました。
もちろんこれが夏至祭のスタンダードな楽しみ方!というわけではありません。
夏至祭は色々な過ごし方で夏をお祝いします。釣りが好きな人は釣り旅へ、アウトドアが好きな人はキャンプやアウトドアへ。家族や親戚でサマーハウスに集まってお祝いをしたり、友達と飲んだくれの3日間!なんて人も。また、自然の中だけでなく、都会にいる方が落ち着く人は、人気の少ない静かな街の中で楽しんだり…本当にさまざまなんですよ。
つまり、夏至祭はそれぞれが好きな形で、自分にちょうどいい形でお祝いするのが一番!夏をテーマに自分流で楽しむことがソピー(ちょうどいい)のです。
日本で夏至祭を楽しむには?
さて、日本国内でも北欧の文化や暮らしをちょっとでも取り入れて楽しんでみたいなという方に、今回は自宅で夏至祭の雰囲気を簡単に楽しめるプチアイディアをご紹介したいと思います!
北欧のBBQスタイルを楽しんでみるのはいかが?
夏といえばバーベキュー!夏至祭では、サマーハウスに滞在するほとんどの人が、昼も夜も外で食事をして過ごします。太陽の下でじゅわじゅわ大きなお肉を塊で焼いたり、ジューシーなソーセージを頬張ったりと、ちょっとワイルドな北欧BBQ。
家庭によってさまざまではありますが、我が家の場合は、副菜としてサラダや焼きとうもろこし、新ジャガを茹でてディルを添える定番バーベキュー料理をいつも用意していますが…
私が北欧に来て「なんて美味しいんだ!!」と感動してしまった、ホイル焼きシリーズもBBQには欠かせません。
それは、「ブルーチーズトマト焼き」と「マッシュルームベーコン巻き」
「ブルーチーズトマト焼き」の作り方
大きなトマトのお尻の部分を薄く切って、中の身をくりぬき、適量のブルーチーズを詰め込みます。
詰め込んだら、薄く切ったトマトで蓋をします。そのトマトの塊をホイルでしっかり包んでグリルの上に置いて焼くだけ。
火加減によりますが、良い感じにトマトが熱くなって熟し、焼き色がついていれば、中のブルーチーズがとろけているはずなので出来上がり!熱々のトマトとブルーチーズの絶妙な組み合わせ…これがとっても美味しいのです!
「マッシュルームベーコンチーズ巻き」の作り方
大きめのマッシュルームを用意して、まずはヘタをくりぬきます。
くり抜いたらマッシュルームの裏に丸く空洞ができるので、そこへカットしたブロック型のプロセスチーズを押し込み、最後にベーコンで巻きつけて蓋をします。
最後はホイルで巻いて、グリルで焼くだけ。ベーコンとマッシュルームがしっかり焼けていれば完成。
この2つが、北欧で学んだ美味しいBBQのサイドメニュー!普段野菜類をあんまり食べず、お肉に集中してしまう方にもおすすめしたい絶品です。
北欧キッチンアイテムで夏のテーブルコーデを楽しもう
この夏、いつもとは違うスタイルでおしゃれなBBQを楽しんでみるのはいかがでしょうか?
写真は夏至祭ツアーにてみんなでBBQを囲んだ時の写真です。このように特別な飾りはなくても、ペーパーナプキンをプレートにぱらっと一枚置くだけでワイルドなBBQも素敵な雰囲気に。
他にも、テーブルの真ん中にはお花を飾ったり、可愛い鍋敷なんかを添えても良いですね!いつもはそんなところまで手をかけない…という方も、BBQに合わせた簡単&手軽なテーブルコーデとしてヒントになれば嬉しいです。
ちなみにペーパーナプキンは、大きなソーセージや熱々のとうもろこしを手で食べるときにも使えるので便利ですよ!
また、もっともっとテーブルコーデをこだわってみたい方には、夏柄のカッティングボードやトレーもおすすめできます。とくにこちらのエリックブルーンのアートは、フィンランドの夏や文化を思わせるデザインだから、テーブルの雰囲気が一瞬にして北欧の夏色に大変身!
いつもとは違う夏のテーブルコーデや、おしゃれなバーベキューを楽しんでみたい方は、ぜひ北欧のキッチンアイテムで飾り付けを楽しんでみてくださいね。
さいごに
今年の夏も、フィンランドへの渡航は難しい状況ですが、そんな今だからこそ、6月26日はフィンランドの夏至祭に身を寄せて、自分流で夏をお祝いしてみませんか?
今回ご紹介した夏至祭の様子とアイディアをヒントに、いつもよりちょっとだけ特別な週末を楽しんでいただければ嬉しいです。
夏至祭まであとひと月!今年は何をしようかな〜と私も考え中です。
みなさん素敵な夏をお過ごしください。
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