フィンランドの夏至祭って何をするの?

夏至祭って何をするの?

今週末の6月22日から6月24日までは夏至祭。

移住してからもうかれこれ3年間、毎年私もフィンランド人の夫の仲間たちに混ぜてもらって、彼らと夏の到来をお酒片手にお祭り騒ぎ。さらに白夜で太陽が沈まない1日を全身で楽しみ、みんなで歌ったり、サウナに行ったりしてゆったり過ごすミッドサマーを楽しんできました。

そこで今日は、フィンランドで私がどうのように夏至祭を過ごしているのかを、過去の経験談をもとにご紹介いたします。

コテージに運ぶ私物やお泊まりセットよりも、実はお酒が重いって話。

初日は両手に大荷物を持って、街から島へ渡ります。この時期フィンランド人の人々は繁華街で過ごすよりも、田舎や島、森で過ごしたい人が多く、多くの人が自宅を離れて友人や家族と緑の中で過ごすのです。

私たちの場合は、友人の家族が持っているコテージに10人ほどで寝泊まりするのですが、もちろん島なのでスーパーやショップは近くにありません。片道4時間ほどかけて、3日分の食材とお酒をトゥルクからバスに乗って、さらに船に乗って運びます。

ビールはしかもケースごとの人ばかり。さすが、お酒飲みが多いフィンランドです。笑

島では、自由気まま、好きなように過ごす

島に着いたら、ただただ自由にのんびりするだけ。

私の経験上、日本で友人とキャンプやアウトドアを楽しむ時は、それなりにタイムスケジュールがあって、みんなでご飯を食べる、遊ぶ、出かけるというようなリズムがあることが多かったのですが、フィンランドで私が経験する夏至祭では、全くそれがなく、個人主義でなんだか面白いものです。

ご飯はみんなで準備して食べるというより、好きな時間に用意して食べる。

サウナは入りたい人が入る。

泳ぎに行くなら、どうぞご自由に…

そんな風に、気ままに時が流れ、結構みんな個人で好きなように動きます(笑)

あおい
みんなでバーベキューしよー!とかじゃないんだ…

と驚いたことを毎年思い出すんですよね。でもこれが、お互い干渉せず、譲り合いもなく、好きなように夏を自由に大切に楽しめていいのかもしれないです。
もちろんフィンランドで過ごす夏至祭の全てがそうとは言いません。私の1つの体験として聞いてくださいね。

 薪割り、水汲み、生活に必要なものはほとんど自分たちで。

Mökki(コテージ)には水道やガスのない場所も多く、火を起こしたり、海から水を汲んだりして、滞在中に必要な資源を自分たちで蓄えます。

ラッキーなことに、私たちの宿泊したMökkiには小さなコンロが4つありますが12人の食事には間に合わないため、庭にあるレンガで作られたかまどでご飯を作ります。

ちなみに水道水はなく、シャワーは目の前の海、食器洗い物も海、手を洗うのさえ海。全て目の前の自然でまかないます。(飲み水だけは別で確保。)

最近ではラグジュアリーで、新しいコテージも増えているので、水洗トイレがあったり、水道水の使えるコテージも多いようですが、ザ・フィンランドのMökkiを味わうなら、緑だけに包まれた場所で過ごすのが、面白い体験なんですよ。

 サウナへ裸で入ってリフレッシュ!?!?

毎年真っ裸でサウナを楽しむ男女に、私は一人そわそわビキニでお邪魔しています…(笑)

これはフィンランド人と言っても、サウナに行く人やグループ、性格などにもよりますが、私の過去3年の夏至祭では、男女関係なく裸でサウナを一緒に楽しむ友人ばかりで驚きました。

スオミの旦那と一生一笑のブログにも詳しく書いていますが、昨年はこんな体験をしましたね。

カルチャーショック!でもこういう経験が、その国をいろんな角度から興味深く体験できる貴重な機会とも言えます。

夏至祭で忘れてはいけないコッコ

夏至祭と言えばコッコ。フィンランドの歴史的な篝火です。昨年もまた、ご近所さんのコッコをお酒を片手に見せてもらいました。朝から夜まではしゃいでいた友人たちも、この時ばかりはしんみりとコッコを見つめます。

女の子の楽しみは7種類の草花を集めて作る花冠

この日、7種類の花を集めて花冠を作って写真に納めるフィンランド人が多いのですが、それは昔のある言い伝えがあったから。

7種類の花を枕の下に置いて寝たら将来の夫に夢で会えるとか、または花冠を井戸に浮かべて覗き込めば見られるとかそんなキュートな言い伝えがあるのです。

インスタグラムにて、#juhannusでタグを見てみたら、実際の花冠が見えるかもしれませんよ!

 

以上、今日はフィンランドの夏至祭のご紹介でした。
今週週末に時間がある方は、フィンランドっぽい夏至祭を試してみませんか?興味のある方は、今日紹介したように、お花を積んで花冠を作ったり、友人とバーベキュー、サウナに行ってみるなど、夏至祭気分を味わってみてください。

少しでも北欧の雰囲気を出したい方には、こちらの北欧のバスケットをオススメします。

ドリンクや、食材をどかどかっと入れて運べるだけじゃなく、丈夫で、おしゃれに見せてくれるという北欧らしいアイテム。家の中でも雑誌や小物を入れて収納にも使えますが、いざ、外でピクニックやパーティーをするときの優れもの。

ぜひ、興味のある方は、sopiva北欧雑貨ショップよりご覧くださいね!