私がフィンランドに来てからやみつきになったもの
フィンランドに暮らして3年、今日は私が意外にもやみつきになった5つのもの・ことをご紹介しましょう。
日本で暮らしていたあの頃からじゃ考えられないけれど、住む土地が変われば自分も変わる?!思いもよらぬ私自身の変化でもあります
1.リコリスのチョコレート菓子が美味しい
これを言うと、「強がってるんじゃないの?」「あのまずいリコリスを日本人が好んで食べるわけないじゃないか!」と疑われるかもしれませんが、タイトルをよ〜く見てください、私は「リコリスのチョコレート菓子」と書いています。
そこに注目です。
実はサルミアッキ、リコリスは(私にとって)数回食べればちょっとは慣れるもんで、キャンディーバッグの中にちらほらものは、この3年で何度か食べて、少しだけリコリス味に慣れたようです。それでなのか…チョコレート菓子にも挑戦するようになってしまいました。笑
で、食べたらまあ美味しいのなんの!
チョコレートテイストと半分半分だし、これリコリスの味だよ、と言われなければ普通に気づかず食べられるくらいに美味しい。これが嘘のように聞こえて、結構本当。
私がその中でも気に入っているのは上下に掲載している、2種類のチョコレート菓子。
「絶対絶対食べたくない!」と人生で誓っていたとしても、一度騙されたと思って食べて欲しいです。
ちょっと苦味と酸味のある癖のある味で、これがチョコレートに包まれているところ、これがまた美味しいんですから。ぜひ、フィンランドで買ってみてください。私はオススメしますよ!
2.カウラマイト(オートミルク)
写真はオートミルクのココアバージョンですが、よくこのメーカーのオートミルクか別のメーカーのものをよく購入しています。
オートミルクには牛乳、豆乳は一切含まれていません。ビタミン、カルシウムが豊富でもちろんタンパク質の摂取にもいいのです。
写真のはチョコレート味で、とても甘いのですが、砂糖は3.5g/100mlのみだけ。その秘密は、オートミルク本来の甘さがあるから!!糖分の取りすぎに気をつけたり、ダイエット中だけど健康的で甘いミルクを飲みたい人にもオススメ何ですよ!
3.静けさ
静けさ、と聞くと「もちろん誰だって静かなところの方が落ち着くし、当たり前じゃん!」と思うかもしれません…
確かにそうなんですよね、静かなところは誰だって落ち着くし、過ごしやすい。
でも私がやみつきになっているのは、ピンポイントに繁華街の静けさです。
日本で暮らしていた時は、外を歩いていればどこでも広告ソングが流れ、スーパーでも「安いよ安いよ!」の音声放送が流れてたりします。また、お魚コーナーに行けば魚の歌で今日の特売PRで盛り上がっていたりとか…とにかく音を使ったお知らせがものすごい多いです。
さらに…
店の入り口を入った時に自動で流れる「イラッシャイマセー」の自動音声だったり、自動ドアのリンロン的な電子音とか、ショッピングエリアではハイテンションの洋楽、もっと言えば、家庭ではお知らせの機械音が搭載された家電もあるし、思い返せば日本では数え切れないほどの音に囲まれた生活をしていたんだなと思います。
日本に住んでいた時は、この街中に溢れる音について何も気にも留めなかったし、なんなら盛り上がっている方が元気があっていいし、お得な放送は安売り情報がゲットできてラッキーだし、扉の音や機械音はとっても便利、服屋さんのミュージックはノリノリでいいじゃん、と思ってました。
それに購買意欲や人を惹きつける心理で音が使われていることもあると思うので、大事な商売戦略ですし、これもまた日本らしい文化の一部と言いますか、ある意味日本らしい商業カルチャーの一部ですから、別に嫌な気持ちになっていたわけではありません。
しかし、初めて日本に遊びに来た夫のあれちゃんは、どこを歩こうが何をしようが散々私に「できればもっと静かなところに行きたい」と頼んで来たことを覚えています。
ここ静かじゃない?と私が思う静かレベルと、彼のレベルは全然違いました。
なんたって、フィンランドのスーパーは比較的音や広告ソングもないし、日本ほど大きな音でショッピング街を盛り上げたりすることは多くありません。じゃんじゃか音の聞こえる街中のテレビ広告もないし、道端で突然大きな声で勧誘してくる人もいません。
比較的街中が普通に静かなんです。
そんな国で育った彼がいつもいつも「静かに落ち着きたい」「静かに買い物がしたい」「静かにお茶が飲みたい」と呟いていたあの数年前の意味がやっと今になってわかるんです…笑
あの時は気づいてあげられなかった、彼の「静かになりたい」の意味。
常に音に包まれていない暮らしに慣れていた彼にとっては、結構精神的に音の混じり合いに敏感になるようですね。
それと同じ状況が私にもやってきて、この間の帰国の際は同じく「静けさ」を強烈に欲すようになってしまいました。笑
大阪で生まれ育ったから声もでかい私が何言うてんねやろ…と思ったりもしますけどね…。
でもやっぱり、こちらの暮らしに3年も慣れてしまうと、こういう変化もやってくるんですよね。だから、街中にいても静けさを求めてしまうようになりました。
4.太陽の光
これは今の季節に感じること…
白夜が終わり、だんだん暗闇が押し寄せてくる秋になると「ああ、また太陽が沈んじゃった」と思ったり「今日は太陽が雲に覆われすぎだ」と感じたり…
日本に住んでいる頃はとりあえず晴れてさえいれば良いみたいな感覚で、天気予報を見ていただけだったのですが、こちらに住んでからは天気予報で晴れだとわかったとしても、その太陽が出ている時間、どのくらい太陽の光を浴びれるかな?と、ふと考えてしまいますね。
白夜が終わり、もうすぐサマータイムも終わります。冬の到来と、日照時間の変化に気持ちが揺さぶられ、仕事をしながら窓から外を見てお天気だったら「外に出なきゃ!もったいない!!!」と思ってしまう今の自分に、改めて驚きますね。
以上、私がやみつきになっていることでした!
他の国に住めば考え方や、ものの見方が変わると言いますが、本当にその通りなんです。何をするにもいろんな価値観と文化に触れて知らず知らずのうちに、だんだん変わって行くものですよ。
来年、再来年とまた自分がどうフィンランドの暮らしで変化していくのか、楽しみです。
2018年もあと残り約3カ月…クリスマスまで100日もないそうですね…ひえ〜!!
ちなみにsopivaでは、北欧フィンランドのカレンダーを入荷しました!
ヘルシンキの街並みを思い出せるカレンダーと、フィンランド人がその月ごとに「夢見ること」をテーマにイラストにした2種類の2019年カレンダーをご用意しています。
来年はフィンランドのカレンダーで過ごしてみませんか?このカレンダーは、フィンランドのブランド、ケフボラで作られたものなんですよ!
他にも、ポスター、ハガキ、などの取り扱いをしています!
気になる方はこちらよりショップで商品をご確認ください。
最近のコメント