緊急事態宣言が発令され、おうちで過ごす時間が今まで以上に増える今。外での気分転換が難しい今こそ、いかにしておうちでの時間を快適に過ごすかが重要です。
ソピバでは先日フィンランド在住スタッフのあおいさんがポスターを上手に飾るコツをブログにまとめました。この機会に模様替え…という方、どうぞご参考にしていただければうれしいです。
さて今日は北欧とコーヒーのお話し。後半にはハンドドリップでコーヒーをおいしく入れるコツもご紹介しますよ。
北欧に根付くコーヒー文化
世界コーヒー期間(ICO)の調べによると、「世界の一人当たりのコーヒー消費量」のランキング(2013年)のトップは以下の国々です。
第1位:ルクセンブルク
第2位:フィンランド
第3位:ノルウェー
第4位:デンマーク
第5位:オーストリア
第6位:スイス
第7位:スウェーデン
実は、最近では一人当たりのコーヒー消費量はフィンランドが1位と色々なところでいわれていますが、2014年以降のICO調べはEUをひとまとめにしてしまったため…、一応、少し古いのですが2013年のランキングをご紹介しました。それにしてもこの上位7番目までにフィンランド、ノルウェー、デンマーク、そしてスウェーデンの北欧4か国が並びます。
これを見れば、北欧の人たちがコーヒー好きだということは明らかですね。
フィーカの文化
私が暮らすスウェーデン、そしてお隣のフィンランドには、FIKAフィーカ(フィンランドではカハヴィタウコ)と呼ばれる習慣があります。北欧好きの皆さんにとってはもうおなじみの言葉かもしれませんが、この言葉の意味は
です。
甘いものやサンドイッチ、軽食とともにコーヒー(人によっては紅茶)を飲むことを「フィーカ/カハヴィタウコ」とよびます。
さらにこの言葉には実は「お茶をする」「コーヒーを飲む」という意味だけではなくさらに深い意味があるのです。
・リラックスできる空気感
・友人や家族、会社の同僚などとのコミュニケーションの時間
・おいしいコーヒーや軽食を楽しむ
・おしゃべりをたのしむ
・ここちよい時間を過ごす
つまりフィーカ/カハヴィタウコは、心地よい空間でコミュニケーションを楽しむ時間、ということです。北欧地域では昔ながらの習慣、ひいては大切な文化の一つです。
ちなみに北欧には、保育園、学校、さらに会社にも「フィーカの時間」があります。その時間は仕事や勉強の話だけではなく、プライベートな話などもしてお互いにコミュニケーションをとります。リラックスした環境でコミュニケーションをとることで、仕事や勉強の効率がさらに上がると考えられています。
日照時間が短いこととコーヒーの関係
北欧諸国がコーヒーをたくさん飲むことは、コミュニケーションや効率のためだけではありません。実は、緯度が高いことからくる北欧の日照時間の短さも影響しているといわれます。
日照時間が短く、長い冬には屋内で過ごす時間が多い北欧では、健康のために必要なビタミンDが不足がちです。ビタミンDの不足は体調はもちろん、精神的な落ち込みにも強く影響します。
もちろんコーヒーがビタミンD不足を補うわけではありませんが、日常的に興奮・覚醒作用のあるカフェインを含んだコーヒーを飲むことで、心と体の健康を保つという説もあるそうです。
外出自粛で、家庭内で過ごす時間が長い今、私たちも北欧流のコーヒータイム「フィーカ/カハヴィタウコ」を取り入れたいですね。
おいしいコーヒー、ご予約受付中
ソピバでは、現在コーヒーのご予約会を行っています(4月19日(日)まで)。どれも自信をもってお勧めできるこだわりの高い自家焙煎のコーヒー豆をお買い得価格で。どうぞこの機会にご利用ください。
●北欧スペシャルティコーヒー by TCL
フィンランド、スウェーデンと日本の国交樹立を記念して誕生した「スウェーデンブレンド」「フィンランドブレンド」の2種類です。
それぞれの国をイメージしてブレンドされた本格的なフレーバーはもちろん、パッケージデザインにも北欧レトロなトラベルポスターデザインを使用した「北欧らしい」コーヒーです。
「北欧旅行に行けない~~!!」とストレスがたまる方も、ぜひ今はこちらのコーヒーを飲んで、次の北欧旅行の計画をたててみてはいかがでしょうか。
●TCLスペシャルティコーヒー
「プロが自分で飲みたい」というコンセプトで生豆、生産地、焙煎にまでこだわったコーヒー豆。自ら世界中のコーヒー農場に赴き、その品質を確認するという、ある意味クレイジーなブランドオーナーです(笑)。
クレイジーなだけでなく、ブランドオーナーはCQI認定Qグレーダー/国際生豆鑑定士の認定を受けていますので、豆のクオリティは確かなもの。
コーヒーにこだわる本格派にも自信をもっておすすめできるコーヒー豆です。価格はブレンドで660円、エチオピアナチュラルで990円(いずれも100g)と、お求めやすい価格なのも嬉しいですね。
またTCLコーヒーは、普段はコーヒーは苦手という方がリピーターになってしまうほど、通常のコーヒー概念をくつがすものです。真っ黒な苦い液体ではなく、少し透明感のあるこげ茶色のコーヒー。驚くほど香ばしい香りとコーヒー豆本来のおいしさを楽しむことができます。
なお、こちらのコーヒーは、鮮度を保つためにご予約のみでの販売となります。お届けまで少しお待ちいただいてしまいますが、かならずおいしいコーヒーをお届けしますので、どうかお楽しみにお待ちいただければ幸いです。
ハンドドリップのコツ
さて、コーヒー豆はいいけれど、ハンドドリップでいれるのってちょっと難しそう…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ハードルが高いと思われがちなハンドドリップですが、実は少しのコツさえおさえておけば、誰でも気軽においしいコーヒーを入れることができます。
以下にハンドドリップの注意ポイントをまとめましたのでご参照ください。
ハンドドリップでおいしいコーヒーを入れるコツ
1.ペーパーフィルターの下と横をたがいちがいに折る。フィルターとドリッパーの間にすき間がないようにぴったり入れます。
2.抽出で大きなポイントになるのは、実はお湯の温度のコントロール。90℃以上では苦みやはっきりとした輪郭が、85℃ではバランスのよい甘みが、80℃ではやわらかな酸味が引き立ちます。温度計がない場合でも、沸騰したての熱々ではなく数分待ってから抽出を行ってくださいね。
お湯の温度を測って、同じコーヒー豆をいろいろな風合いで楽しむのもいいですね。お好みや気分に合わせてもお湯の温度調子でお楽しみください。
3.まず粉全体が湿るようまんべんなくお湯をかけ、その後30秒ほど待ちます。これは「蒸らし」といわれる時間で、この間に粉の中のガスが放出されて粉と粉の間に隙間が生まれ、エキスが抽出されやすくなります。
4.その後コーヒーを落とすときは、中心から500円玉くらいの範囲に「の」の字を書くようにして細くお湯をたらします。ドリッパーがいっぱいになったら少し待ち、すべてのお湯がなくなる前にお湯をつぎ足し、適当なコーヒー量が抽出されるまで繰り返します。
5.お湯はフィルターの外側にかけないようにしてください。
6.適当な量のコーヒーが出たら、まだお湯が残っている間にドリッパーを取り除いてください。一番最後の抽出液にはコーヒーの渋みが含まれてしまうので、こちらは別の容器に落として捨ててください。
いかがでしょうか。ぜひ皆さんも、ハンドドリップにチャレンジしてみてくださいね。
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いつもよりお家で過ごす時間がある今こそ、本当においしいコーヒーを楽しんでみましょう。ゆっくりと膨らむコーヒー豆や、香ばしいコーヒーの香りは、おうちを快適で心地よい空間にしてくれます。
ソピバ北欧おすすめのコーヒー豆。ぜひこの機会にお試しくださいね。