スウェーデンとフィンランドのシナモンロールは形が違うって話
こんにちは。フィンランド在住のスタッフあおいです。
先月はスウェーデン出張があり、sopiva北欧店長のヨウコさんのお家に初めてお邪魔してきました。出張中はブランドショップの訪問や、撮影をしていましたが、他にも私たちには1つのミッションがあったのです。それは…
シナモンロールの作り方の違いを学び合う機会!
出張前に、スウェーデンとフィンランドの違いを話していた時、こんな話になったんです。
ということで、スウェーデン出張の合間に、シナモンロールを一緒に焼いてみることになりました。
スウェーデンとフィンランドのシナモンロールの違いって?
まずは生地作りから。ですがこれまた、生地の作り方すら少し違うことが判明したので、ここは私たちの知っているフィンランドレシピで統一して1つの同じ生地から作ることに。
と言っても…材料は全てスウェーデン産です!メーカーはフィンランドと同じものもありましたが、見かけないパッケージングもあって、お買い物の時から楽しかったです。
ということで!材料はスウェーデン、生地はフィンランド、そして形はスウェーデン流&フィンランド流で作ろう!というミックスアイディアでスタートしました。
でも、北欧諸国で販売されている乳製品や小麦粉って基本そんなに変わらないから、関係ナシですね!
と、シナモンロールの作り方に詳しいあれちゃんがミルクの温め方を監修…!生地を用意しながら発酵にとても大事なミルクを温めます。この温度の調節に手を抜くと、ふわふわのシナモンロールにはならないので、注意なんです。
とりあえず…生地の準備第一段階は完成したので、あとは生地をあたたかいところにセットして、発酵させて待つだけ。大きなボールに生地を入れて、タオルを上からかけて発酵させます。
北欧のキッチンには欠かせない、大きなキッチンタオルはこういう時にも役立つのですよ〜!
無事発酵が終わり、とってもふっわふわで、カルダモンの香りが効いた生地が出来上がりました〜!さて、ここからが本題!生地をふたつに分けて、まずはヨウコさんからスウェーデン流でシナモンロールを成形してもらうことに!
スウェーデン流 シナモンロールの巻き方 1
ということで、ヨウコさんは生地をくるくる綺麗に巻いて、生地を同じ幅でカットしていきました。
スウェーデン流 シナモンロール 2
とヨウコさんが、器用にシナモンロールの生地を指でくるっと巻き上げ、最後にキュッと先っちょをしまい、くるっとした可愛いシナモンロールを作ってくれました。
フィンランド流 シナモンロール
お次は私の番!スウェーデンの作り方と同じく、生地を大きく長方形に伸ばして、カルダモンとバターのクリームを塗って巻くところまでは一緒ですが…
そう!この形がフィンランド流のシナモンロールの成形なんですよね。(他にもあるかもしれませんが。)
上から押すとき、私は人差し指で、垂直にグッと下まで押しています。あれちゃんママからなんども教わったやり方です。
サイズはスウェーデンのものと同じ、手のひらサイズほど。これが焼きあがるとぷくっと一回り、大きくなるのです。
シナモンロールのトッピングの違いは?
さて、二人ともシナモンロールの形ができたので、あとは焼く直前に卵を塗って、ニブシュガーをぱらっとかけるだけ〜!
私は家庭でアーモンドスライスをのせたことはありませんが、フィンランドでもこのぐるぐるねじりながら巻く形をしたシナモンロールには、よくトッピングされているのを見かけたことがあります。
シナモンロールを焼いてみた
ということで、焼け色もよく、大成功のシナモンロールができました〜!!
左がフィンランドシナモンロール、右がスウェーデンシナモンロール。
皆さんはどちらのシナモンロールを日頃見かけられますか?日本ではどんな形が主流なんでしょうか。ブログを書いててだんだん気になって来ました(笑)
最後は美味しくいただきました
シナモンロールが完成したあとはゆっくりフィーカタイム。早速ぱくっとひと口〜!!
フィンランドで主流のシナモンロールの形、スウェーデンで主流のシナモンロールの形、どちらも形が特徴的で、良さがありますね。
もし今度お家でシナモンロールを焼いてみようかなと思う方は、ぜひこの3種類の巻き方を試していただければ嬉しいです!