出費を抑える北欧らしい節約のコツ!!物価の高いフィンランドでもできるエコ暮らし

欲しいものしか、買わない。そんな私の無駄の少ない北欧暮らし

「欲しいものしか買わない」それは誰にとっても節約の上で当たり前のことですが、後から自分自身の買い物の習慣をしっかり見直してみれば、意外と無駄なものをついつい買ってしまう癖のある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身、それに自然と気がつくようになったのは、物がなんでも安く、どこでも簡単に手に入らない、フィンランドに住んだことがきっかけです。

とっても便利でどこでも安い物が手に入るし、欲しいものが100円ショップで簡単に買える日本での暮らしと今を比べると、やっぱりフィンランドは物価が高く、安い手軽なショップも少ないし、物を買うと出費はすごい。

でもそのおかげで、必要ないものを買ったり、安いから、セールだからと、とりあえず買っておこうというもったいない買い物癖がなくなりました。

 

それが私にとって、物価の高い国でもできる節約であり、無駄な出費を抑える暮らし方。
物を買う時は必要かどうかに重きを置いて、安いから、今がお得だから、必要そうだから…という理由では手を出しません。

その意識のおかげで、本当に大切にしたいもの・欲しいものを見つけて手に入れる、お金の使い方を考えるショッピングの習慣ができました。

物価が高いフィンランドで、出費が少ない?

物価が高いことを一瞬忘れてしまうくらい、可愛い雑貨や素敵なデザインに目を奪われるフィンランドの暮らし。

街中には、おしゃれなデザインショップ、ヴィンテージ雑貨店など可愛いものが溢れていますから、もちろん節約中の私でさえ、足を運んでしまうと可愛いものが欲しくて欲しくてたまりません。

sopii
そんな時はどうするの?

どうしても欲しい物と巡り合った時は、買います。

sopii
え?それが節約?
あおい
そう。それが節約。

どうしても欲しいものは、価格が自分の暮らしと予算に見合ったもの、つまりそぴーな物(ちょうどいいもの)で、長く使えて愛着の湧きそうなものであれば、そこまで頑なに厳しく我慢はしません。

もちろんです。

どうしても欲しいものは買う。
それがお買い物の醍醐味ですから。

あおい
ですが一方で、他の部分では確実に節約、そしてエコを重視しています。

それは、特に家具や日用品。

家庭の道具、それから大型の家具などはとりあえず、中古家具、雑貨が集まる倉庫(またはお店)のkirpputori(キルップトリ)に足を運んだりして探すのが習慣です。

kirpputori 中古

中古屋さんから、安くて、お得なもの、でもできるなら珍しく素敵なものを探すのが1つの楽しさであり、我が家の節約&エコの基本なのです。

kirpputori 中古

フィンランドでは、そんなエコ重視の節約暮らしが一般的

さて、フィンランドではそんな中古の家具、日用品をkirpputori(キルップトリ)で買ったり、イベントのフリーマーケットで購入したり、またはsiivouspäiväという日本でも話題のクリーニングデイに参加して探すのが結構一般的。

さらに、時々中古ショップのキルップトリの店舗内には、だいたい同じ形の陳列棚がずらりと並んでおり、その棚をひと月または1週間ほど有料で借りて、家の中にあるいらない雑貨や服を販売できるというシステムもあります。

つまり、毎回行けば、代わりがわりにいろんな家庭がフリーマーケットをしているような雑貨屋さんという訳で、結構便利なものや掘り出し物が見つかるのですよ。

あおい
特別珍しいヴィンテージショップでもないのに、結構たくさんの人で賑わうのはそれが理由。

服、家具、日用品、欲しいなと思うものがあれば、誰かが1ユーロや2ユーロくらいの値段で販売しているかもしれない!

そんな運にかけて、行ってみるのが楽しいものなんです。

繁華街だけではなく、住宅地にもどーんと大きな中古屋ショップの倉庫があったりもするので、穏やかな住宅地でもニーズがあるようで、お買い物中のご家族やカップルをよく見かけます。

kirpputori 中古

もちろんフィンランド人全員が中古の物を愛用するのが一般的とは言いません。様々な人がいますし、ご家庭の買い物習慣や金銭面にもよると思います。

ただ、私の身近な友人夫婦、親戚、または学生から「これキルップトリで見つけたの…」と素敵な家具や日用品、食器を見せてもらうことが多いので、あ、やっぱりフィンランドだな、エコ意識でお買い物をする方は割と多いんだなとなんども思います。

ちなみに、このあたたかい夏の時期は毎週結構な数のフリマイベントも多いですから、この時期に旅行をされる人は各地のイベントのチェックもお忘れなく。

我が家も中古でこんなものを買っています

実は、我が家の家具は大半が中古品。

インターネットやフェイスブックのフリマサイトで、探しているものを誰かが販売していないか常に検索もできるし、逆にいらないものがある時はすぐにフェイスブックなどから手軽に販売できてしまうので簡単便利。

日本でもメルカリやオークションでの売買が主流だと思いますが、私たちの場合、取りに行ける範囲で売買を成立させるのがいつものやり方なので…

買う時も売る時も必ず販売者と顔を合わせることが普通です。

sopii
どういうこと?
あおい
この靴いらない!誰か買ってくれない?とネットにあげて、欲しい人が見つかったらその人と待ち合わせするの。それか家に来てもらったり。
名前
ヘーーー(怖くない?)
あおい
自分がゲームを買いたかった時は、男の人の家に行ったこともある
名前
ヘーーー(知らない人の家に?!危なくない?)

そう、これが普通なので日本でこの話をすると、目を丸くして驚かれますが、売買の仕方は自己判断と自己責任。
怖いなと思う場合は、相手と街中で待ち合わせてもいいし、家に出向かなくても大丈夫。フェイスブックのメールのやり取りで互いに売買しやすい方法で相談します。なので、送料0円、ネットで売るのも買うのもコスト0なわけです…

こうして知らない人と顔を合わせる機会がたくさんあるので、よく考えたら不思議ですが、それもまた面白いんですよ。

あおい
昔テーブルを売った時、知らない人が取りに来てくれた時も面白かったし、自分が自転車を買った時、おじいさんから自転車の思い出を聞くこともったよ(笑)

そんなこんなでこれまで、プリンター、自転車、ダブルベッド、ソファ、家具、いす、ゲーム機などなど…いろんなものを中古で手に入れてきました。

本来なら、3万円、5万円と大金が飛ぶところ、1万円以下で買えたり、プリンターが2000円で買えたり…これが我が家の節約なのです。

ちなみに!先週末は、同じく中古のお店で、こんな花瓶を500円(左)、200円(右)でゲット。早速我が家の仲間入り!早速お花を買って飾りたい…!

 

節約には中古がベスト!と宣言する訳ではないですが、誰かが使っていた日用品を、綺麗にしてまた新しく自分の家に迎え入れるというのは、環境にも優しいし気持ちがいいですよね。

相手からすると、いらなくなったものを捨てずに誰かが買ってくれたということでお互いに嬉しいし、物にも人にも、ちょっと幸せを誰かと共有できるって嬉しいことだと思います。

さいごに

節約をしてても、ほしいものを買う時は、喜んで買う。

でも、エコ意識も忘れない。

そうした買い物習慣で上手に物を探しながら、
これからも素敵な物との巡り会いにお金を使うようにしたいと思います。

ということで、今日はフィンランドから、北欧での節約暮らしを紹介しました。

sopivaでは中古の取り扱いはありませんが、質の高い北欧雑貨を多数販売しております。
長く、大事に使えるキッチンタオル、そして温もりのあるバスケットなどは、北欧の暮らしの中に溶け込んでいるキッチン用品です。

ぜひこの機会にショップをのぞいてみてくださいね。sopiiなものが見つかりますように!