日本人妻はみた!北欧のおばあちゃん、元気に長生きの秘訣

スウェーデンは少しずつ太陽の力が感じられるようになってきましたが、まだまだ雪が残ってます。

北欧、冬、ながし…。

日本はもう桜の話題でしょうか?羨ましい限りです!

イースターと北欧おばあちゃん

さて、今日は私がスウェーデンで出会ったあるおばあちゃんについて、書いてみます。

北欧同様、日本でも最近は

超高齢化社会

が社会問題となっていますよね。

そんな中でも、お年を召した方が元気にいきいきと暮らすスウェーデンやフィンランドは、日本からも注目されています。私がこのおばあちゃんから学んだことには、もしかするとこの「いきいき長生き」の秘密が隠されているかも!?と思っています。

スウェーデンの「イースター」って?

さて話変わって来週後半は、スウェーデンでは「イースター」という祝日で、大型連休があります。フィンランド、デンマーク、ノルウェーなどの北欧各国でも、この祝日は大きなイベントなんですよ。

これはキリスト教の行事ではありますが、時期的に春到来…ということで、宗教色より季節行事として大きなイベントです。

このイースター、じつは北欧では、クリスマス、ミッドサマーに次ぐビックイベントなんですよ。

「イースターリリー」と呼ばれる黄色い水仙や、チューリップなど、色とりどりのお花が街やお店に出てくるのもこの時期。

くら~~く、なが~~い冬を経てきた今、春の喜び、太陽のありがたさを、心から感じさせてくれる大切な行事です。

そしてこのイースターの時期に、私がいつも思い出す人がいます。

それは、私の義理の大叔母さん。スウェーデン人の夫の祖母の妹、なんか遠い感じですが、まあ「おばあちゃん」みたいなものです。

今年でもう95歳になるこの方、私にとって

スウェーデン、イースターの思い出

なんです。

苦しい苦しい、スウェーデン人との集い?

私がスウェーデンにきてまだ3年くらいだったころ、スウェーデンと日本の文化の違いに苦しんでました。言葉もまだイマイチわからないし、義理の家族と集まってすごす日は…

店長
正直、苦痛…

でした(笑)。

非母国語での会話って、一対一ならまだしも、たくさんの母語話者の中に一人でまじると、ほんっとにハードルあがります。みんながワイワイあーでもない、こーでもないしている中に発言するのは…

店長
むずかしいっ

いまでこそ少し慣れてきましたが、初めの数年は、本当につらかったことをよく覚えています。

 

そんなあるイースター、例年のように私たちは義母の家に集まってイースターを過ごしました。その年は、ストックホルムから電車で5時間以上かかる、マルメという街に住む義母の叔母とその娘も一緒にイースターを過ごそうと遊びに来ていました。

わたし、そのお二人初対面。

 

もともと小心者でシャイな私は(そうは見えないとよくいわれますが、実際ノミの心臓です)

店長
あー、緊張するなー。なに話そう…

と、ドキドキでした。

 

ところが、会ってみるとこのおばあちゃん、私がそれまであったことのあるどのスウェーデン人より、話しやすかったのです。私たちに共通のネタは何ひとつないというのに…ですよ!

このおばあちゃんと話やすかったのは、ずばり、

おばあちゃんの好奇心が、半端なかったから。

 

目をキラキラさせて、日本の事を聞いてきたり、私がスウェーデンでやっていることを聞いてきたり。そうなれば私も相手のことをたくさん質問して、自分が知らなかった沢山の事を教えてもらえるのです。

たぶん国によっては現地の皆さんがとっても積極的な国もあり、それはそれでべつの悩みがあると思うのですが(笑)、スウェーデンやフィンランドの場合は、控えめで優しい国民性…なので、良くも悪くもずけずけ質問をしてくる人って、少ないのです。そうすると、会話って、難しいんですよねー。

ちょうどその日、通りがかりのフリーマーケットでスウェーデンのビンテージテキスタイルを買った私に

北欧おばあちゃん
「みせて、みせて!」「へー、良い色ね!」「この布、どうするの?」「え?日本に売る?」「どうやって?」

などなど。質問攻め。

思わず日本語で、

店長
インタビュアーかっ

とツッコミたくなったくらいです(笑)

北欧おばあちゃんが教えてくれた、元気で長生きの秘訣

そんなおばあちゃん、当時85歳くらいでしたが、一人暮らしでした。しかも数年前につき合いだした年下彼氏と半同棲中…。ちなみに彼氏は83歳(笑)。娘さんもご近所に住んでいますが、自分たちの自由な生活ペースを大切にしたいために同居はしたくないという事でした。

元気でよく笑う、キラキラした目のおばあちゃんをみて、私は

店長
楽しく長生きするにはこれだ!

と思いました。

北欧おばあちゃんに学んだこと

・何にでも興味を持って、知らない事、気になる事は何でも聞く

・自分のペースを大切にする

・家族でも程よい距離感を持つ

・よく笑う

・恋をする

今年は95歳になるおばあちゃん。

私もそんな風に、元気に笑って長生きできることを目標にしたいです。

みなさんも一緒にがんばりましょう!

余談ですが、スウェーデン人って、インテリアに季節を反映するのが上手。中でも見習いたいのは小物使い。

ソピバ北欧ショップのペーパーナプキンや、スティグ・リンドベリのベルサ柄のテーブルアイテムは、この季節特におすすめのアイテムです。お友達やご家族へのプレゼントにもぴったりなので、ぜひご覧ください。