いよいよ12月、今年も最後の1か月となりました。
12月に入りいよいよクリスマスモード全開のスウェーデン。各地でクリスマスマーケットが始まり、お店のBGMやラジオでもクリスマスの曲が流れ始め…というか、流れまくっています(笑)。スウェーデンでも人気はワムのラストクリスマスとマライアキャリーのAll I want for Christmas is You。う~ん、大道ですね~。
もうすぐノーベル賞の授賞式
さてこの時期「北欧」「スウェーデン」というと、「ノーベル賞」を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう、スウェーデンはノーベル賞の国なんです!
ノーベル賞(ノーベルしょう)は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞である。物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野+1分野」で顕著な功績を残した人物に贈られる。
ウィキペディアから引用
過去にもたくさんの日本人がノーベル賞を受賞し、日本人である私たちにとっても身近に感じられる賞です。ちなみに今年のノーベル生理学・医学賞は、京都大学特別教授の本庶佑が受賞されました。きっと本庶さんのスウェーデン訪問や、ノーベル授賞式、晩餐会の様子が、多数のメディアでも取り上げられるのではないでしょうか。
●授賞式開催:毎年12月10日
●授賞式スタート:現地時間 午後4時半から
●授賞式会場:ストックホルムの中心部にあるHotorget(ヒョートリエ)広場のKonserthuset(コンサートホール)。
※ノーベル平和賞のみ、現地時間午後1時から、会場はノルウェーでの首都オスロ。
●晩餐会スタート:現地時間 午後7時から
●晩餐会場所:ストックホルム市庁舎
日本でライブ中継はありませんが、ノーベル賞公式ホームページで、後日に授賞式の様子のライブ中継が見られるそうです。
スウェーデンに旅行で来られた方は、このノーベル賞の晩餐会会場となるストックホルム市庁舎に訪れたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。威厳があって歴史が感じられる、とてもすてきな建築物ですよね!
ちなみに、ソピバで扱っているビンテージ旅行ポスターの「カムトゥスウェーデン」ではこのストックホルム市庁舎はじめスウェーデンの魅力を描いた1930年から70年代のポスターがたくさん揃っています!
めったにない生中継も
さて、当日スウェーデンでは華やかな晩餐会の様子がテレビで生中継されます。王族、政治家、研究者、各界の第一人者などが集まり、盛大なディナーパーティーが行われます。
やっぱり国民の注目度が高いようです。
そして世界中どこでも、セレブが集まるとなると行われるのは…
ファッションチェック
ピーコさん…はスウェーデンにはいませんが、さまざまなファッション評論家さんが、政治家や芸能人はもちろん、なんと王族であるシルビア王妃やビクトリア皇太子、王子やその奥様などのファッションをズバリチェック!ポジティブなコメントももちろんたくさんありますが、
「このドレスは胸が開きすぎてるわ」
「このブルーの色は彼女にはあまり似合ってないんじゃないかしら」
など辛辣なものも多々…。
日本の皇室報道になれている日本人からするとびっくりしますが、スウェーデンでは王室も国民に近い存在であることがうかがわれます。
そして、毎年密かにこのファッションチェックを楽しみにしているスウェーデン人もたくさんいるそうですよ。
ノーベル晩餐会のメニュー
毎年、この晩餐会でのコース料理のメニュー(ノーベルディナー)も注目の的です。
スウェーデンの著名なコックが毎年この晩餐会のための特別なオリジナルメニューを考えます。どんな食材を使って、どのようなメニューを作るのか。どんなワインと合わせるのか。それは何となく時代を反映したもので、なにかと話題を集めます。
また、ちなみにストックホルム市庁舎の地下にあるレストラン Stadshuskallarenでは、クラッシックな雰囲気の中、このノーベルディナーをいただけます(要事前予約)。
私もこちらのレストランを利用したことが何度かありますが、ノーベルディナーはまだ。気になるお値段は、ワインなどが含まれてだいたい1500-1900SEKくらい。日本円にしてだいたい2万円から2万5千円ほどです。決してお安くはないですが、特別な時の記念には良いかもしれませんね。
通常メニューでも、お料理の素材や調理方法に意外性があったり個性的だったり、こだわりとプライドが感じられます。
ノーベル賞は限られた大人だけのものではない
ノーベル賞については、もちろんニュース番組で報道されます。また、子供番組でも今年のノーベル賞を受賞した研究内容や受賞理由をわかりやすく説明してくれます。子供たちは、学校でもノーベル賞について話し合ったり、給食で「ノーベルメニュー」としてちょっと特別なメニューが出たりするそうです。
さらに、大学や銀行、病院など様々な会場で、その年の受賞者による1時間程度の講義が行われます。
なんとこの受講は…無料!
だれでも受講できます。
もちろん、人口が少ない、ということもあるとは思いますが、この「無料」というところにスウェーデンが重視している「すべての人は平等である」「未来の若者を育てる」などの姿勢が感じられます。
暮らしていると多々文句もありますが(笑)、スウェーデンのそんなところは、本当にすてきだなぁと思うところです。
ノーベル賞の北欧紅茶
ちなみにこのノーベル賞晩餐会でふるまわれるスウェーデンの紅茶「北欧紅茶(Tea Centre Stockholm)、ソピバ北欧のオンラインショップでのお取り扱いを開始しました。
中でも無農薬の茶葉、フルーツ、お花などをふんだんに使った「セーデルブレンド」は、その豊かな香りや甘みのあるやさしいお味にやみつきになったと、リピーターが多いことでも知られます。ブレンドはスウェーデンで手作業で行われているということが、質の高さにつながっているのかもしれません。
また、この北欧紅茶をセットにしたクリスマス時期限定のクリスマス北欧ギフトセットも、ご用意しました。全部で6種類ありますので、ぜひお店ものぞいてみてくださいね。
セットによっては6000円以上の内容がすべて5000円(税別)に。
12月25日までの期間限定販売ですので、ぜひお見逃しなくご利用くださいね。
さて、私も今年はこちらの紅茶をいただきながら、ノーベル賞晩餐会の様子をテレビで楽しみたいと思います。